2018年2月17日
17時頃、武蔵小杉駅から池袋までの道のりを湘南新宿ラインに乗車し、帰っていた。
武蔵小杉駅はJRの改札から湘南新宿ラインのホームまでの道のりが長い。成田空港の第1ターミナルから第3ターミナルぐらいの距離があるのではないと思う。
電車に乗り、座れる場所がなかったので優先席前でスマホをいじりながら、時間をつぶしていた。優先席には明らかに健康体の大人3人が座っている。
身体の不自由な人が来たらよけるのかなっと思いつつ、スマホで何回も見ているはずのツイッターを開いては閉じる。
問題が起きたのは新宿駅に着いたときだ。
優先席に座っていた3人がいっせいに電車から降りていく。
僕は座りたいと思ったが、どうせあと一駅で降りるから、あと少し我慢しようと思い、そのまま立つことに。
しかし、隣で立っていた10代ぐらいの優しそうな女の子が優先席に座った。
こういう子は優先席に陣取るタイプじゃないだろうに意外だなと思った。
女の子が優先席に座ったあと、電車に多くの人が乗ってきた。ここは新宿駅だから、利用者も多い。
そのなかに、60はとうに超えるであろう年配の方が2人入ってきた。
すぐさま年配の2人が優先席を埋める。
そうなると
女の子、年配、年配となる。
女の子はちょっと腰を浮かそうとして、席をゆずろうとするがもう遅い。ほかに優先席を必要としそうな人がいないからだ。
ばつが悪そうな顔をしながら、再び席に着き、スマホをいじる。
しかし、そのスマホをいじる顔からはどうもスマホに集中していないのが分かる。
年配の隣で健康体の人がスマホをいじっているという罪悪感でもあるのかもしれない。
僕も逆の立場ならそうだろうな。みんなからの視線も受けているはずだ。しかし、その視線を無視するがごとく、スマホに集中。
そんなに気にするなら、立ってしまったほうが楽だったろうに。
座ったほうが、身体的には楽だけど、座ったら精神的に楽ではないんだな。
僕は精神的苦痛よりも身体的苦痛の方がまだ許せる。
優先席は座らないのが得だ。